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1991 年度 研究成果報告書概要

全胞状奇胎、部分胞状奇胎の動物実験モデル作製および絨毛癌発生機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 63570785
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関香川医科大学

研究代表者

半藤 保  香川医科大学, 医学部, 教授 (40092720)

研究分担者 藤田 和之  香川医科大学, 医学部附属病院, 助手 (80219005)
大野 正文  香川医科大学, 医学部附属病院, 講師 (40213821)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
キーワード雄性発生 / 三倍体 / 全胞状奇胎 / 部分胞状奇胎
研究概要

細胞遺伝学の発展により、全胞状奇胎、部分胞状奇胎が各々、雄性発生、三倍体という染色体異常に基づいていることが明らかとなった。胞状奇胎は絨毛癌への移行が高率であり、特に関心が持たれている。発生工学の技術を応用し、マウスにおいて人為的に雄性発生卵、三倍体卵を作り、その発育過程を観察することにより、ヒト絨毛がなぜ水腫化するのか、なぜ癌化するのかを解明したいと考え実験を計画した。雄性発生卵を作製する方法として、二精子受精に基づく三倍体卵より雌性前核を除去した。ヒトにおいては二精子受精に基づく胞状奇胎が高率に癌化するといわれている。三倍体卵は媒精液に20%仔牛血清を添加し、精子濃度を高めた体外受精にて高率に得られた。前核除去における卵細胞損傷を少なくするためにはマイクロピペットの口径を前核とほぼ同じ大きさにするとよいことが分かった。初期胚のより生理的環境下での培養の試みとして、寒天円柱内に卵を封入し、マウス腹腔内での培養を行なった。この培養法は、二細胞以降の卵の発育には適していたが、今回の実験における一細胞卵の培養には不適当であった。初期胚の卵管内移植は手技的に煩雑で、特に術中出血が問題となる。卵巣嚢上を走向する血管をあらかじめ熱した針で凝固しておくとより簡便に移植できることがわかった。この方法により、卵に機械的操作の加わっていない三倍体卵の移植を40個試みたが、着床を確認することはできなかった。今後例数を重ね雄性発生卵、三倍体卵の発育過程が解明され、ヒトにおける絨毛性疾患の続発性変化機構が明らかとなる一助になれば幸いである。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 半藤 保,山崎 俊彦: "雄性発生卵の作製" 産婦人科治療. 59. 349 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 山崎 俊彦: "雄性発生卵作製の試み" 日本産科婦人科学会誌. 41. 305 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 山崎 俊彦: "マウス受精卵のin vivoにおける培養" 日本産科婦人科学会香川地方部会誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T. Hando, T. Yamazaki: "Androgenetic development" Obstetrical and Gynecological Therapy. 59. 349 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T. Yamazaki: "Development of androgenetic diploid eggs in the mouse" Acta Obstetrica et Gynecologica Japonica. 41. 305 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T. Yamazaki: "The culture of the mouse eggs in vivo" Kagawa J. Obstet. Gynecology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1993-03-16  

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