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1988 年度 実績報告書

Prostaglandins代謝調節機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63570791
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

森 憲正  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (80040559)

研究分担者 柳田 謙一  宮崎医科大学, 医学部附属病院, 助手 (30145437)
小池 弘幸  宮崎医科大学, 医学部附属病院, 講師 (40128377)
キーワードプロスタグランディン / 代謝酵素 / 抗体 / 抑制因子
研究概要

(1)PGDH精製:当初ヒト胎盤homogenateの遠心上清の等電点沈澱(pH5.2)、DEAE-cellulose,NAD affinity,PGF_<2a> affinityの各クロマトグラフィにて精製、SDSポリアクリルアミド電気泳動法で精製していたが、実験経過の途中でNADヘキサンアガロースの入手が不可能となったため、これに代えてブルーセファロースを代用し、その有用性を検討した。相当のaffinityが認められ、使用可能と思われた。そのため、DEAE-celluloseのあとに硫安分析、セファクリルS200のゲル濾過を挿入し、その後ブルーセファロースaffinity chromato-graphyを行なうことにした。
(2)PGDH抑制因子精製・構造分析:上記等電点上清あるいは母乳遠心後の乳清よりアセトン沈澱(66%)、石油エーテルで抽出、ジエチルエーテルで濃縮し、薄層クロマトグラフィーで溶媒クロロホルム:アセトン(96:4)、次に石油エーテル:ジエチルエーテル(80:20)で展開、精製した。1本のバンドを得ることができた。しかし63年度はガスクロマトグラフィー(GC/MS)による構造分析を行うことは出来なかった。
(3)基質(PGE_2)と補酵素(NAD)に抽出・精製した抑制因子濃度を変え、incubation実験を行い、阻害形式の検討し、競合型阻害と非競合型阻害の混合型を示し、阻害部位はPGE_2とPGDHの結合部位と考えられた。
(4)PGDH抗体作成:精製PGDHを抗原とし、家兎を用いてPGDHポリクローナル抗体作成を試みているが、現在までいまだ十分な抗体産生を確認していないので、更に追加免疫を行ない、その成果を期待しながら観察中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Kimihiro Nagai.: Am J Perinatology. 5(2). 89-93 (1988)

  • [文献書誌] Masatoshi Yamaguchi.: Arch Gynecol Obstet. 244(1). 7-13 (1988)

  • [文献書誌] Kenichi Turuta.: Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 27(1). 71-79 (1988)

  • [文献書誌] Michihisa Kawano.: Prostaglandins. 35(3). 305-325 (1988)

  • [文献書誌] 森憲正: 産婦人科・新生児血液. 12(1). 19-27 (1988)

  • [文献書誌] 森憲正: 治療学. 21(6). 751-756 (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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