本年度は、オ-ジオグラムの診断論理に関する知識を、各種の文献より収集し、我々の開発したシステムで使用できるように改修を行った。計算機に詳しくない一般の人でもシステムが使用できるように、マン-マシンインタ-フェ-スの改良を重点的に行った。特に、オ-ジオグラムの表示の改良に重点をおき、新規に聴力損失と色表示を対応させて、オ-ジオグラムの経時変化を分かりやすいように図示する事を行った。また、それと同時に、日本人の聴力の加齢変化と比較して、患者の聴力損失がより早く大きくなるか否かもわかるように配慮した。これらの、改良により本システムがより使いやすいシステムになったと考えられる。来年度は、実際の健診デ-タを投入してテストを行う予定である。
|