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1988 年度 実績報告書

超音波画像処理による義歯床下粘膜に関する研究-荷重時における厚さの変化-

研究課題

研究課題/領域番号 63570909
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小林 賢一  東京医科歯科大学, 歯学部, 文部教官助手 (00170316)

研究分担者 加藤 二久  東京医科歯科大学, 歯学部, 文部教官助手 (70095107)
キーワード全部床義歯 / 超音波診断 / 画像処理 / Bモード法 / 咬合力
研究概要

昨今、人口の老齢化が進むにつれ、老人歯科医療に対する重要性が高まってきている。一般に老人の口腔内は、少数歯残存・無歯顎の状態が多いので大型義歯装着の比率が高く、補綴治療に困難を伴う場合が多い。特に、無歯顎補綴においては有歯顎とは異なり、義歯の維持・支持を不安定な義歯床下粘膜にのみ求めている。そのため、義歯床、・顎骨という2つの硬い物質にはさまれている床下組織に関する情報が機能的義歯作製の観点から必要となる。
本研究は、(1)高速・簡便に画像入力が可能なシステムの構築、(2)このシステムを用いて荷重時における義歯床下粘膜の厚さの変化を捉えることにより床下粘膜の動的状態の解析、(3)臨床への応用を目的としている。
本年度は、システムの構築については終了した。システムは、画像処理を行なう16ビットコンピュータ、画像データを入力するための512×512×8ビットのフレームメモリおよびモノクロビデオ入力ボード、超音波診断装置、CCDカメラ、画像合成装置、高解像度ビデオレコーダ、咬合力計およびモニター用の白黒ディスプレイから構成されている。
本システムにおいては、超音波断層像を一度ビデオレコーダーに記録することにより、チェアーサイドでのデータ収集を容易なものとしている。ビデオレコーダーに記録する画像データは、患者の咬合力と超音波断層像である。咬合力はCCDカメラで撮影し、画像合成装置により超音波断層像と合成し、ビデオレコーダーに記録するものである。実験終了後、ビデオレコーダーをフレームメモリを介してコンピュータに入力・保存する。
このように、システム全体を移動することなく、データ採取が可能なものとなっており、入力の簡便化については満足すべきものである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石鍋聡: 超音波医学. 15. 383-384 (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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