研究課題/領域番号 |
63570970
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
鐘ケ江 晴秀 昭和大学, 歯学部, 講師 (90119173)
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研究分担者 |
杉本 明 昭和大学, 歯学部, 助手 (20196744)
鮎瀬 節子 昭和大学, 歯学部, 助手 (40175683)
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キーワード | 犬 / Tricalcium phsphate顆粒 / (TCP) / 粒径の大きさ / Hydoroxylapataite(HA)顆粒 / 歯牙移動 |
研究概要 |
実験方法 1.成犬10頭を使用。2.ネンブタール全身麻酔下で両側上顎第2前歯第2小臼歯を抜歯。3.片側抜歯窩にTricalcium phsphate顆粒(TCP)、および粒径500〜600μ、焼成温度1100℃、600℃、200℃、計3種のHydoroxylapataite(HA)顆粒を填入する。反対側は何も填入せずコントロール側とした。4.上顎に矯正装置を装着、第1・第3前歯、第1小臼歯を歯牙移動させた。5.約3〜6カ月後に屠殺、顎骨を摘出する。6.摘出した標本はpolyester樹脂に包埋、非脱灰研磨切片を作製、トルイジンブルーにて染色、組織学的に観察した。 1.全てのHA・TCP顆粒周囲には新成骨が形成され、骨髄も認められる通常の骨組織と同様の状態にある。 2.移動歯牙歯根はアパタイト補填部位に近接しているが、直接に顆粒と接する部位にまで移動した症例はなかった。 高焼成温度HA填入例において歯根吸収が見られた症例があった。 これらがアパタイト補填による影響か、今後検討を必要とする。
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