研究概要 |
1.3-スルホレン(1)誘導体の反応と応用 (1)2-トリブチルスタニル-3-スルホレンの反応 アシルハライドとのカップリング反応を検討したが、反応が複雑なため保留し、新たにフラン縮環スルホレン(2)の錫化反応を成功せしめ、そのbenzoyl chlorideとの反応を検討し、初期の目的を達した。現在続行中。 (2)活性型ビタミンDアナロ-グ合成への応用 種々のrouteを検討した結果、3を出発物資として下記の如く、ビタミンD合成の鍵段階であるA環を含む共役トリエン部の構築の基礎実験に成功した。 (3)4-メチレン-2-スルホレン(5)の合成と反応-ニレキクイ虫集合フェロモン(±)-イプセノ-ルの効率合成 2.4,6-ジヒドロチエノ〔3,4-C〕フラン-5,5-ジオキシドの反応 (1)Diels-Alder反応 2と種々のジエノファイル(dimethgl acetylenedicarboxylate,dimetzylmaleate,dimethyl fumarate,maleec anhydride,maleinimide,naphtoquinone etc)を様々な反応条件(温度、溶媒、時間,圧力)下で反応せしたところ、4種の化合物を選択的に生成することを見出した。 これにより、2がアントラサイクリン抗生物質などの天然物合盛の有用なbuilding blockであることが判った。鋭意展開中。 (2)活性型ビタミンD合成のへ応用現在展開中(7まで)
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