研究課題/領域番号 |
63571009
|
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
横山 祐作 東邦大学, 薬学部, 助教授 (10095325)
|
研究分担者 |
鈴木 英治 東邦大学, 薬学部, 助手 (40187753)
谷 正宣 東邦大学, 薬学部, 助手 (50057733)
渡辺 敏子 東邦大学, 薬学部, 助手 (40120323)
|
キーワード | デヒドロトリプトンファン / 不整還元 / 光学活性 / トリプトファン / リゼルギン酸 / 4-ブロモインド-ル |
研究概要 |
1.前年度までの研究により、4-bromodehydrotryptophane(2)が、4-bromindole(1)の3位への選択的ビニル化によって収率良く得られる様になった。本年度は、2の不整還元によって、約80%の不整収率で4-bromotryptophane(3)を得る事が出来た。又同時にNがウレタンで保護された2位にカルボエトキシ基を有する4の不整還元についても進行する事がわかった。これらの事実は、このル-トがインド-ル核に置換基を有する光学活性tryptophane 誘導体の一般的合成法となり得る事を示しており興味深い。JA01ZU 2.当初の目的であった。芳香族ブロマイド(5)のカルボアリレ-ション反応は成功しなかった(式1)、しかしこの研究の過程でPd触媒あるいはスズ化合物を用いたラジカル反応による8の分子内ビニル化反能に成功し、3還性化合物(9)の合成に成功した。この反応を3から容易に導かれる10に応用すると、光学活性リゼルギン酸の合成のための重要中間体(11)が得られる事になり大変興味深い。JA02ZU
|