レ-ザ-核融合実験に組み込むことを目標に、3ヶ年に亘り開発を行ってきた。主な成果を以下にまとめる。 1 .ディジタル方式制御回路、制御ソフトを完成した。 2. 核融合実験炉で実用な長距離懸架を行った。 3. 横方向鑑定化緩和時間の短縮法を開発した。 4. 初期設定装置を開発した。 5. 核融合実験炉に適したレ-ザ-照射可能立体角を得た。 6. ガラスレ-ザ-「HALNA」(岐大(工))によるレ-ザ-照射実験に成功した。 7. 薄膜コ-ティング装置、コ-ティング膜厚測定装置、を開発した。 (1)ガラスペレットコ-ト用真空蒸着装置を開発した。 (2)プラスチックペレットコ-ティング用イオンスパッタ装置を開発した。 (3)コ-ティング膜厚測定に多重干渉法、水晶振動子の固有振動数変化を用いた。 8. レ-ザ-核融合実験装置(大阪大学レ-ザ-核融合研究センタ-激光XII号)への組み込み、およびレ-ザ-照射実験に成功した。 (1)上記実験炉での安定でかつ実用的なペレットの磁気懸架に成功した。 (2)激光XII号による照射実験および核融合中性子の発生に成功した。 9. ファジィ制御シュミレ-ションを行い、ファジィ制御による過渡状態制御やその制御の柔軟性を確認した。 以上の結果、レ-ザ-核融合実験に、安定に組み込む段階まで到達した。
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