アイコニックプログラミング言語の設計、及びアイコン操作システムの設計を行なった。アイコニックプログラミング言語については種々検討した結果オブジェクト指向のパラダイムの妥当性が明確になったので、そのパラダイムにそった言語を設計した。アイコニックプログラミングシステムの主要成分となるアイコン操作システム(アイコンエディタ)については、機器の納入の遅延、また新しいシステムの学習ということもあり、まだ稼働には到っていない。 上記設計の過程から、初心者のプログラミング入門システムとしては視覚的な面のみならず、やはり知的な診断という面が重要であることが明確となった。そのため知的なインターフェイスという面での検討も同時に進める事とした。 またオブジェクト指向のアイコニックプログラミングシステムにおいては部品の組合せという面が大きいため、部品ライブラリの必要性も明確となり、その検討も開始した。 上記の設計及び知見に基づき、平成元年度にはプロトタイプを実現する予定である。
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