研究課題/領域番号 |
63580030
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
浅居 喜代治 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10081407)
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研究分担者 |
奥田 徹示 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (50169231)
宇井 徹雄 大阪工業大学, 工学部, 教授 (00193780)
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キーワード | 意思決定支援システム / ファジィ理論 / エキスパ-トシステム / ファジィ推論 |
研究概要 |
本研究は、3年間にわたる研究の第2年度に当り、研究の重点を、ファジィデ-タの解析、ファジィ推論方式の検討、意思決定用ファジィエキスパ-トシステムの構築と事例研究に置き、併せて、各種企業について経営計画および生産計画におとる意思決定についての事例調査や、経営組織体における意思決定用情報の流れとその取扱について検討した。 事例調査や、本研究の基礎資料を得る目的で、代表者および分担者が資料収集やヒエリング調査のために、計5回の出張を行い、各地の企業・大学などを訪ねた。また、代表者・分担者・協力者および研究補助の文学院生の研究連絡・討議・専門的知識の学習などのために、本年1月20日(土)、2月10日(土)の2回にわたり研究会を開いた。1月20日は、研究打合わせ。討論に続き、「エキスパ-トシステムとファジィ理論」について学習・討論を、また2月10日は、「Oempster-Shafer理論に基づくフォ-ルトリ-の解析」につき学習・討論・本研究の打合わせそれぞれ行った。 本年度の研究成果は次のとおりである。 (1)意思決定に当たり、各方面から集められるファジィデ-タについての成果として、1変量のファジィデ-タの平均・分散か、2変量ファジィデ-タの相関係数などの指定における補正公式を導いた(これらの成果は、計測自動制御学会論文集、日本ファジィ学会誌に論文として採録決定しており、また、日本経営工学会、IFSA第3回会議、同シンポジウムで4回の講演発表を行った。) (2)意思決定ファジィエキスパ-トシステムの構築を行い、需要予測の事例で検証し、その有用性を明らかにした。また、生産計画などでも事例研究を行った(この一部は日本経営工学会で講演発表を行った)。
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