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1989 年度 実績報告書

カタユ-レイボヤ(Ciona intestinalis)の実験動物化に関する研究--近交系の作出・特異形質の分離・および・室内飼育法の確立の試み--

研究課題

研究課題/領域番号 63580034
研究機関東京大学

研究代表者

雨宮 昭南  東京大学, 理学部, 助手 (30011670)

キーワードホヤ / カタユ-レイボヤ / 純系
研究概要

昨年度末において、純系作出過程にあったカタユ-レイボヤは、自家交配の系統の最も進んだもので第8代目(但し、第5代目で1回兄妹交配を行っている)まで達していたが、この系統の自家交配を継続し、現在、第10代目まで達したもの2個体、第9代目のもの4個体を得ている。岡山大学牛窓臨海実験所から得た瀬戸内海産カタユ-レイボヤ近交系と、三崎産カタユ-レイボヤ自家交配5代目とをかけあわせたF1の自家交配を継続したものは、現在、第5代目まで達しているが、その中の一系統は、細身で長身の特徴をもち、野性型と容易に識別される。この形質は遺伝することが判明したので、遺伝的特異形質をもった系統として、純系の作出にとりかかっている。自家交配で第10代目まで達した系統は、受精率、成長速度、変態率のいずれもが著しく低下してきており、維持が、きわめて困難になってきている。牛窓-三崎交配系の自家交配第5代目は、受精率、成長速度、変態率等に低下はみられず、希望がもてる。現在、自家交配した個体の海中養殖と、臓器移植(免疫拒絶反応)の実験をあらたに始めている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Amemiya,S.: "Development of the basal lamina and its role in migration and pattern formation of primary mesenchyme cells in sea urchin embryos" Development,Growth and Differentiation. 31. 131-145 (1989)

  • [文献書誌] Amemiya,S.: "Electron microscopic studies on primary mesenchyme cell ingression and gastrulation in relation to vegetal pole cell behavior in sea urchin embryos" Experimental Cell Research. 183. 453-462 (1989)

  • [文献書誌] Henry,J.J.,S.Amemiya,G.A.Wray and R.A.Raff: "Early inductive interactions are involved in restricting cell fates of mesomeres in sea urchin embryos" Developmental Biology. 136. 140-153 (1989)

  • [文献書誌] Shimizu,K.,S.Amemiya,and K.Yoshizato: "Biochemical and immunological characterization of collagen molecules from echinothurioid sea urchin Asthenosoma ijimai" Biochimica et Biophysica Acta.

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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