| 研究課題/領域番号 |
63580039
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| 研究機関 | 慶応義塾大学 |
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研究代表者 |
前島 一淑 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051464)
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| 研究分担者 |
山口 千津子 (社)日本動物福祉協会, 獣医師
下田 耕治 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (00129470)
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| キーワード | 実験動物 / 動物実験 / 法律 / 規則 / 指針 / 倫理規定 / 動物福祉 / 動物愛護 |
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| 研究概要 |
私たちの研究目的は、いわゆる欧米先連諸国において施行されている動物実験に関係する法律、規則、指針、その他(以下法規等)を系統だって収集、分析し、わが国の法規等との関連において比較検討を加え、わが国と欧米諸国との動物実験に関わる法規制の格差是正に資することである。
予備的な調査によれば、現在、すくなくともわが国を加えた34か国に動物の保護を目的とした法規等が制定されており、整備しつつある国も10か国を越えている。なお、この種の法律をもつ国は、いわゆる欧米先進諸国だけでない。
平成元年2月末日現在、英国より3点、カナダおよび米国より2点、オーストラリア、スイス、デンマーク、オランダ、あるいはWHO、CIOMS、ICLAより各1点の法規等を入手し、近々、イタリア、ECその他4か国(組織)よりも送付されてくる予定である。また、フランスその他17か国に対して資料請求を行っている。さらに、これら欧米諸国の法規等に関する13篇の解説資料を入手している。
収集資料の分析は緒についたばかりで断定は避けるが、個人ライセンスと研究機関(課題)ライセンスの2つの認可によって動物実験の厳しい規制に向っているヨーロッパ諸国、個人ライセンス制度を採らず、ヨーロッパに較べると比較的規制が緩やかな米国、規制が大巾に緩やかなアジア、アフリカ諸国の3群に分けることができそうである。
第2年度は、未収集の諸国の法規等あるいは解説資料を入手し、外国法に詳しい法律専門家の協力を仰ぎ、資料の分析を行う予定である。第3年度には、動物実験に関するわが国の法規制について、国際的視点からの提言を行う。
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