研究課題/領域番号 |
63580082
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
須田 力 北海道大学, 教育学部, 助教授 (90091470)
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研究分担者 |
佐々木 敏 北星学園女子短期大学, 助教授 (40162375)
川初 清典 北海道大学, 体育指導センター, 助教授 (80026822)
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キーワード | ラングラウフスキ- / クロスカントリ-スキ- / 筋電図 / ダイアゴナル滑走 / ストライド / 作業強度 / 酸素摂取量 |
研究概要 |
多雪寒冷地域の住民の健康増進・体力づくりに効果的な運動である「ラングラウフスキ-」の運動処方化を目指す目的で、総数20名の健康のクロスカントリ-初心者および中級者を被検者として、ノ-ワックス・タイプのスキ-を使用した平地でのダイアゴナル滑走を課し、(1)心拍数および酸素摂取量などの代謝指標、速度やストライドなどの滑走特性の測定、(2)トレ-ニングによる変化の検討、(3)筋電図およびVTRによる動作の解析等の一連の実験を1989年1月から3月にかけて実施し、以下の結果を得た。 1.競技選手と同様に初心者や中級者レベルの者においても、平地でのダイアゴナル滑走においてストライドの長い滑走法が合理的であることがエネルギ-代謝の面からも確証された。 2.これまでの内外の研究で高い相関度が認められている酸素摂取量と速度との関係も、ストライド技術や雪質により大きく変動する可能性のあることが、技術レベルの異なる群別の比較実験およびトレ-ニングの実験により明らかにされた。 3.筋電図記録により、ダイアゴナル滑走でストライドを伸ばす動作に関与する筋群の諸特徴が、VTR画像解析によりキック期、滑走期、ストックによる推進動作のチェックポイントが明らかにされた。
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