先ず、63年度にこの申請が第2次認可として、認定内定されたのは10月の末であり、そのために多くのことが、時間的な制約の中で不十分にならざるを得なかった事は認めて頂きたい。にもかかわらず、漫然としていた訳ではない。この間、8月13日から2ケ月間、再度JICAの派遣専門家として訪タイし、協力と研究を重ねてきた。計画の変更は主にこの2つの原因によっている。 ○納期の関係でタイ国内書籍の輸入はあきらめざるを得なかった。 ○認可予算の減額と今回の訪タイの際の代替品(国産タイプライターのタイ文字活字)調達によりタイ文字タイプライターは購入を中止した。 ○申請者が推進した「教員養成大学教員資質向上計画」の評価研究のための教育行政専門家(共同研究者)のタイ国派遣が実現した(この件も申請者が推進した)ため、この研究はさらに強化されることとなったと同時に、今年度は彼らの活動の成果待ちという要素が発生した。 ○今回の派遣により、マイコンハードウェアー関係がより強化され、タイ国側からのこの分野の寄与がより期待されることとなった。非学術論文としては、A4ー110頁におよぶJICA派遣総合報告書(公開されている)を書き上げた他、随筆や文化論を各種機関誌等に執筆し、国際協力の啓蒙に寄与してきた。今年度8月13日から2ケ月間、JICAから再度、タイに派遣され、スラタニ教員養成大学で、理科教育の補充指導(1ケ月)およびプラーナコーン教員養成大学で全国の教員養成大学のマイコンハード関係者を対象としたマイクロコンピューターハードウェアーワークショップセミナー(準備を含めて1ケ月)を開催してきた。経過としては、上記の、共同研究者の派遣を含めて1ケ月)を開催してきた。経過としては、上記の、共同研究者の派遣推進活動とその認可が得られたことは特筆に値しよう。
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