1.電子計測の学習支援システムはビデオ機器とパソコンを用いて構成している。ディジタル・ビテオ・テロッパ-、ピクチュア・コンピュ-タ、ビデオマルチ・カラ-コレクタ-、ビデオセレクタ-、漢字ビデオタイトラ-、カラ-テレビ、8mmビデオなどで構成されたシステムによって、生徒に電子計測やパソコンに対する応用を興味と関心をもって学習させるものである。このシステムでは技術教育の電子関係やパソコンの基礎に関する学習を支援している。 2.オペアンプやアナログ-ディジタル変換に関する学習はコンピュ-タ・シミュレ-ションによって容易に司能となった。パソコンのPC9801、FM-7(FM-NEW7)を用いるために、インタ-フェ-ス回路により16チャンネルのアナログ電圧が判別できるようになっている。そして、電子回路のハ-ドウェア、ソフトウェアの基礎的な面もさらに学習できる。 3.オペアンプ、ダイオ-ド、トランジスタなどに関する特性は電子計測回路とパソコンによって半自動的な計測がなされる。この半自動計測は生徒が入力電圧を変化させて出力を計測するもので、それによって計測の意図を明確にしている。さらに、磁束密度、温度、湿度、水位、照度、距離、圧力、変位、角度などの計測が簡単に行なえるようになった。 4.生徒の教材の選択による自己学習が理解と創造性を高める。それゆえ、計測教材は生活に関連するいろいろのセンサを準備しておく必要がある。情報基礎教育では、パソコンの利用に関連して、学習は種々の計測教材によっておこなわれる。生徒たちは計測を通して創造性・科学性の向上に寄与できる。
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