研究課題/領域番号 |
63580241
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
寺田 文行 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063324)
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研究分担者 |
竹谷 誠 拓殖大学, 工学部, 助教授 (90197343)
筧 捷彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20062672)
広瀬 健 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063632)
野口 広 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063294)
洲之内 治男 早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063238)
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キーワード | CSC / 数学教育 / 大学代数学 / 問題解決 / ヒュ-リスティックス / 戦略 / 評価 |
研究概要 |
本年度は、数学的知性を高揚するコンピュ-タ利用のカリキュラムであり高等学校のカリキュラム改革の試案として、研究代表者寺田が提唱しているCSC(Curriculum Supported by Compurer)の考えに立ち、大学代数系の新しい指導法の提案と、その実践・評価を行なった。 1.大学の代数学の指導における新しい視点 代数学の理論は、純枠数学としての理論であるばかりでなく、たとえば情報科学のような応用分野において、概念構成・理論構成の手本として、重要である。その教育のためにコンピュ-タの果たす役割として、つぎの2つが考えられる。 (1)数学者が行なう具体から理論科への試行錯誤をコンピュ-タで体験する。 (2)完成された理論からヒュ-リスティックスを抽出し、人工知能的な立場から、一般の問題解決への戦略の適用を考察する。 これらを目標とした、大学数学における代数学の指導を提案した。 2.CSC(Curriculum Supported by Compurer)の実践 大学におけるコンピュ-タ利用の数学教育を考える前段階として、代表者寺田文行がすでに提唱しているCSCの考えに基づき、高等学校で実践を行った。 3.表か理論の数学教育への応用 教育的立場に立った場合、コ-スウェア・ハ-ドウェアなどの教育的効果を検証する事は肝要である。とくにコンピュ-タを用いた優れた教育を考えると、評価・分析は不可欠である。そこで2で述べたCSCの実践に対する意味構造分析法による評価・分析を行った。
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