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1988 年度 実績報告書

生体機能性高分子ラテックスの合成とその分散・凝集性に関する界面化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63604573
研究機関広島大学

研究代表者

須澤 利郎  広島大学, 工学部, 教授 (20034291)

研究分担者 白浜 博幸  広島大学, 工学部, 助手 (60127660)
玉井 久司  広島大学, 工学部, 助手 (40106802)
キーワード高分子ラテックス / スペーサー / ゼータ電位 / 反応性 / 分散安定性
研究概要

1.乳化剤不在系で合成したスチレン/アクリル酸共重合体(P(St/AA))ラテックス粒子表面に、カルボジイミド反応を利用して、メチレン鎖長の異なるオクタメチレンジアミン(OMD)、ヘキサメチレンジアミン(HMD)、テトラメチレンジアミン(TMD)、及びエチレンジアミン(EMD)の導入を行い、種々のスペーサー導入ラテックスを得た。
2.スペーサー導入ラテックスのち電位を、顕微鏡電気泳動法により測定した結果、スペーサー導入ラテックスは等電点を示し、両性ラテックスの性質を示すことが明らかになった。これらの等電点は、メチレン鎖長の増加と共に、低pH側にシフトした。
3.スペーサー導入ラテックスの分散・凝集性として、pH変化に対する凝集速度の変化を測定した結果、pH5〜7において最大凝集速度が認められた。これらのpHは、いずれのラテックスにおいても、上述した等電点とは異なり、アルカリ性側にシフトすることが明らかになった。さらに、最大凝集速度を示すpHは、メチレン鎖長の増加と共に、低pH側にシフトすることも明らかになった。
4.立体的に分散安定化され、反応性を有するラテックスとして、スチレン/アクリルアミド/アクリル酸共重合体ラテックス、及びスチレン/メタクリル酸-2-ヒドロキシエチル/アクリル酸共重合体ラテックスを、乳化剤不在下合成した。親水性モノマー即ちアクリルアミド、メタクリル酸-2-ヒドロキシエチル量の異なるラテックスを種々得た。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Hisashi,TAMAI: J.Colloid Interface Sci.118. 176-181 (1987)

  • [文献書誌] Hisashi,TAMAI: J.Colloid Interface Sci.

  • [文献書誌] Hisashi,TAMAI: J.Appl.Polym.Sci.

  • [文献書誌] Hisashi,TAMAI: Colloids Surfaces.

  • [文献書誌] Hisashi,TAMAI: Colloid Polymer Sci.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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