• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

東南アジア華人社会と東アジアの発展に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 63605015
研究機関東洋大学

研究代表者

今冨 正巳  東洋大学, 文学部, 教授 (20057889)

研究分担者 山下 清海  秋田大学, 教育学部, 助教授 (00166662)
小木 裕文  立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (70160786)
荒井 茂夫  三重大学, 人文学部, 助教授 (00159477)
太田 勇  東洋大学, 文学部, 教授 (00058009)
山本 哲也  北九州大学, 外国語学部, 教授 (80047703)
キーワード華人社会 / 馬華文学 / 華語系華人 / 英語系華人 / 源流学校 / 僑民 / 僑民性 / 南洋色彩 / 南洋独特派 / すみわけ / 努派 / 会館 / 儒家思想 / 組屋 / 公用語 / 会党 / 社団 / ブミプトラ / 人種間差別 / アイデンティティ
研究概要

当グループの研究目標は東南アジアの近代化を華人社会のかかわり具合を把握することである。故に、作業は主に生活文化、言語文学等の側面から華人の思想意識に触れることを主眼にしている。そのために、作業は華人社会自体の解明と華人社会の外部にある諸社会との関係の研究の両面に互る。この認識の下に、本グループは63年度において次の活動を実施した。(1)5月6〜8日、湯河原私学協済敷島館で、第一回合宿研究会。(2)11月15〜20日、下呂KKRしらさぎにて第二回合宿研究会。(3)3月9〜12日蒲群にKKR保養所にて第三回合宿研究会。これで合宿研究は延べ13日の互る。その他9月16〜18日の全体大会期間を利用して、当グループの研究会を行った。この他に5月28日、11月11日、全体大会中に一回行なわれた合計三回の総括班会議には代表者と山本分担者が出席し、万全を期した。合宿研究会においては、研究主題の選択のしかたについての吟味を繰り返し、研究方法の深化、研究技法についての批判、研究成果についての再検討等が話題となり、共同研究の長所が発揮されるように努力した。研究会で取り上げられた話題には、現地華人が社会の近代化の中でどんな役割を果しているのか、華人と儒家思想・儒家習俗の関係、大陸と華人の関係の変化、少数派と多数派の間に存在する普遍的原理と現地華人社会の問題の特殊性の関係の研究、華人の現地適応の問題、新馬両地の華人社会の比較、既住の華人社会研究成果の再確認と検討、華人個人史の研究と集大成と言う未踏分野の研究手法の開発方法の検討等がある。またこれまでの研究の盲点として、華人の故郷本土の系統的研究、特定地域の華人社会を通じての彼らの社会の形成原理の研究、本土に帰国した作家の果す役割、野党活動に従事する華人の具体的研究、アメリカ合衆国の人種民族問題との比較研究、華人の非中国化への変化過程の原理的研究が指適され、本グループの活動を刺激している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小木裕文: 科研成果報告資料. 1-10 (1988)

  • [文献書誌] 今冨正巳: 東洋大学アジアアフリカ文化研究所年報(1988年). 23. 400 61 (1989)

  • [文献書誌] 荒井茂史: 海外事情. 36巻10号. (1988)

URL: 

公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi