研究課題
昭和62年度より「対がん10ヵ年」第2期3ヵ年計画として重点領域研究に改組発足し、本年度は第2年度に当たる。総括班会議、全体班会議を開いて研究の推進と各班の交流に努めると共に、年3回のサーチュラーを発行して領域の運営方針、ミニレビューなどによる専門領域情報の交換に努めている。総括班は特にがん特別研究と緊密な連携を保ち、研究費の重複を避けると共に、各研究代表者はがん特Iの関連の強い班に班友として参加し研究推進上の連携をよくすることをはかった。又海外学術研究がんについては、特にアメリカ、ヨーロッパなどのがん研究先進国との研究交流班と密接な連絡を保ち、成果の発表と情報の交換に努めた。又厚生省の対がん10ヵ年総合戦略研究班とは、主任研究者を各柱班友として交流を深めている。又、独立した評価委員会を設け、研究の適正な推進に努めている。各班の成果は、本年度は「バイオがんシンポジウム」を開催して、内部の交流をはかると共に、がん特別研究の合同シンポジウム及びミニシンポジウムに参加した他、研究報告集として3月末にとりまとめ出版する。研究支援活動としては、第1期バイオがんで購入したDNA合成器は、第2期においてもオリゴヌクレオチドの供給に活用され、供給が追いつかない程である。ペプチド合成器を購入し、合成ペプチドの供給を開始したが、これもよく活用されている。
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