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1988 年度 実績報告書

コミュニケーション障害児の診断と教育に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63626013
研究機関国立特殊教育総合研究所

研究代表者

今井 秀雄  国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 部長 (30000285)

研究分担者 石井 武士  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10036866)
詫間 晋平  国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 部長 (20012552)
松本 治雄  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70000289)
鯨岡 峻  島根大学, 教育学部, 教授 (50032602)
田中 美郷  帝京大学, 医学部, 教授 (70082013)
キーワードコミュニケーション障害 / 障害の早期発見 / コミュニケーション行動 / 指導法 / 教育工学
研究概要

1.コミュニケーション障害の現状の分析
(1)文献検索・調査等による現状の分析:外国文献に関してはデータ・ベースを通じて蒐集し、また計画研究班の研究を中心としながらさらに広い立場で国内文献 の蒐集を進めている。全般的に治療教育的な立場に立つ研究が多い。
(2)研究資料・シンポジウム等による現状の分析:1988年9月26日に公開シンポジウム「コミュニケーション障害の研究・教育に関する現状の分析と研究の方向」を開催した。教育と医学との連携のあり方、教育研究における主観・客観の意味付け、発達予測と教育とのかかわり等が討論された。それに基き、1989年1月22日「教育と医学とのかかわり」、2月19日「コミュニケーション研究の方法論をめぐって-関係の成立過程を中心に-」の両シンポジウムがさらに持たれた。前者では、診断の教育法へのかかわり、薬物使用の問題、相互の連携システムのこと、後者では、母子間の間主観性の問題さらにはコミュニケーション研究とは何か等が話し合われた。これらの問題についてはさらに各班で具体的に研究が進められなければならない。
2.コミュニケーション障害に関する総合的研究
(1)用語の概念規定の研究:各領域からの委員によって構成された用語委員会によって、各領域で必要と思われる第一次用語案が作られた。第二次用語選択の基準が検討され、コミュニケーション理論モデルに基いた概念規定が選択された。これに基いてさらに選定を進める。
(2)学際的・総合的研究の進展:27班の研究成果を検討した。医学診断の内 容が発達・母子相互交渉などの内容とかかわりを持つことも多い。指導法の研究では、相互交渉をテーマとする研究が多いが、さらに治療教育・各法の比較研究等について拡張していく必要があろう。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Hideo IMAI: NLSE Bulletin. 3. (1989)

  • [文献書誌] 田中美郷: 日本医事新報. No.3375. 11-16 (1988)

  • [文献書誌] 田中美郷: 特殊教育学研究. (1989)

  • [文献書誌] 鯨岡峻: 島根大学教育学部紀要・人文・社会科学編. 23. (1989)

  • [文献書誌] 詫間晋平: 国立特殊教育総合研究所研究紀要. 16. 1-9 (1989)

  • [文献書誌] 植村英晴: 日本特殊教育学会第26回大会発表論文集. (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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