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1988 年度 実績報告書

陽子崩壊と宇宙ニュートリノの探索

研究課題

研究課題/領域番号 63629001
研究機関東京大学

研究代表者

戸塚 洋二  東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40011712)

研究分担者 鈴木 厚人  高エネルギー物理学研究所, 助教授 (00100818)
中畑 雅行  東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (70192672)
梶田 隆章  東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (40185773)
木舟 正  東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40011621)
中村 健蔵  東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (10011735)
キーワード陽子 / 陽子崩壊 / ニュートリノ / 太陽ニュートリノ / 太陽
研究概要

本研究は陽子崩壊、特にνK^+、νK^0、μ^+K^0の崩壊モードを研究する。また太陽ニュートリノのフラックスを精度良く測定する。このため、本年度は高性能の光電子増倍管の開発と製作、データ取得用コンピューターの購入と設置、高性能電子回路の開発と製作を行った。本年度の研究実績は以下の通りである。
1.新型光電子増倍管の開発に成功し、量産に入った。
時間性能=4.8ns(fwhm)、単一光電子が検出可能な波高値分解能、十分な防水機構を有し、いずれも現行の光電子増倍管の性能を大巾に改良した。
64本購入。
2.高性能LSIの開発に成功し、新方電子回路の量産に入った。
12チャネル1モジュールと、1ns時間分解能、0.1PC電荷分解能を有し、特に高速データ取得、長時間安定性、簡単な故障修理に努力を払っている。60モジュール購入。
3.データ取得用コンピュータを購入。既に神岡に設置され、高速のデータ取得が行われている。さらに高度なプログラムの開発が進行中。
4.現行の神岡装置の運転にも力を入れ、最低検出エネルギーを6.1MeVまで下げることに成功した。新型光電子増倍管、新エレクトロニスクの設置(平成元年度)により、最低検出エネルギーを5.0MeVBに下げることに最大の努力を払う。
5.陽子崩壊の探索を3.6kt、yrに延ばし、その成果を出版する(Phys.Lett.に印刷中)。νK^+探索のための新しい解析方法を開発した。
以上の通り、本年度に予定していた研究は計画通りに進行した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K. S. Hirata, et al.: Phys. Rev. Lett.(1989)

  • [文献書誌] K. S. Hirata, et at.: Phys. Lett. B. (1989)

  • [文献書誌] Y. Oyama, et al.: Phys. Rev. D. (1989)

  • [文献書誌] K. S. Hirata, et al.: Phys. Rev. Lett.61. 2653-2656 (1988)

  • [文献書誌] W. Zhang, et al.: Phys. Rev. Lett.61. 385-388 (1988)

  • [文献書誌] Phys. Rev.: 1988. 448-458.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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