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1988 年度 実績報告書

異種ソフトウェアを統合利用するための知的対話システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 63633503
研究機関東北大学

研究代表者

松田 孝子  東北大学, 大型計算機センター, 助手 (80006246)

キーワード知的対話システム / 知的ユーザインタフェース / Exis / 利用統合エキスパートシステム / TSSコマンド自動生成 / ACOS / SX
研究概要

コンピュータ利用上の知識を用いた知的統合対話系を形成することにより、コンピュータシステムを"システム中心"から"ユーザ中心"に再構成することを計画した。この実現のために利用統合エキスパートシステムExisを開発することとし、第一段階として単一の運用組織体(東北大学大型計算機センター)の2つのコンピュータを取り上げた。
1.汎用コンピュータACOS2000とそのバックエンドのスーパーコンピュータSX-1は異なるOS体系をもつので、これらを結合して利用する規約が複雑になり、現在人間の専門化に依存する部分が多い。Exisはこれをコンピュータの知的作業として組込むことにした。
2.つぎの利用環境の実現を目標としてExisを設計した。
(1)従来マニュアルなどの印刷物としてユーザに供給してきた利用規約およびユーザ間で私的に交換される使用経験を、コンピュータの中に知識として蓄え、(2)この利用知識をコンピュータ自身に自動的に引用・解釈させることにより、(3)異なるソフトウェアをマニュアルを参照することなく同じ対話形式で使用できるようにする。
3.事例として、2つのTSSコマンドシステム(ACOS用TSS-AFおよびSX用ATSS)を取り上げた。
4.知識ベースExis-KBを、マニュアル記載の外部仕様Km,運用上の規約Ku、仕様経験から集積するコマンド仕様例Ke、運用中のシステムの目録Kxの4つのモジュールで構成した。
5.エンジンExis-PEを、ユーザの問い合わせに応じて格納知識を検索し紹介するPq、格納知識を用いて制御指令を自動生成するPc、ユーザとの対話インタフェースPu、各コマンドシステムへのインタフェースPsの4つのモジュールで構成した。
6.Exisの開発をターミナルワークステーション上で開始した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 松田孝子: 情報学シンポジウム論文集. 91-100 (1989)

  • [文献書誌] 松田孝子: 全NECコンピュータユーザ会シンポジウム論文集. 13. (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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