研究課題/領域番号 |
63840024
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
末野 重穂 筑波大学, 地球科学系, 教授 (30110513)
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研究分担者 |
紀本 静雄 アプコ, 社長
圦本 尚義 筑波大学, 地球科学系, 助手 (80191485)
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キーワード | 同位体顕微鏡 / 2次イオン質量分析法 / CCD / 画像処理 / 冷却 |
研究概要 |
本年度は本研究課題の第1年目にあたる。したがって、CCDを用いた2次元イオン検出器の設計製作に重きをおき、以下の基礎実験を行った。 1.本申請書に記載したシステム図と仕様に基づき、2次元イオン検出器の機械部と電子回路部の設計、試作を完了した。 2.試作した2次元イオン検出器をコンピュータにより制御するインターフェイスとソフトウェアを開発した。 3.試作した2次元イオン検出器のCCDからの信号を12ビットの分解能で1MHzの速度でコンピュータに転送する技術を開発した。 4.2次元イオン検出器を真空中で液体窒素により-90℃まで冷却することに成功した。 5.2次元イオン検出器の前にマイクロチャンネルプレート+蛍光板をおくことにより、2次イオン質量分析計のイオン像を検出可能であることを実験した。 6.2次元イオン検出器とCCDの特性と安定性を温度と時間の関数として測定しつつある。 同位体顕微鏡を実用化するため、以下の課題を次年度に解決する予定である。 7.2次元イオン検出器のモニターの製作。 8.2次元イオン検出器の冷却特性の測定の継続とその改良。 9.コンピュータによる同位体顕微鏡用制御プログラムと分析プログラムの開発。 10.同位体顕微鏡システム全体の最適化。
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