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1988 年度 実績報告書

高速度測定の可能な低速電子回折システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63850004
研究機関東京大学

研究代表者

河津 璋  東京大学, 工学部, 助教授 (20010796)

研究分担者 水島 宣彦  浜松ホトニクス, 技術開発担当, 取締役
岡野 達男  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60011219)
村田 好正  東京大学, 物性研究所, 教授 (10080467)
重川 秀実  東京大学, 工学部, 助手 (20134489)
キーワード低速電子回折 / 高感度カメラ / 電荷結合素子 / 回折強度
研究概要

今回製作した撮像装置は微弱な画像を増強するためのイメージインテンシファイヤー部と高速度の撮像を可能とするビデオカメラ部からなる。
イメージインテンシファイヤー部には浜松ホトニクス製のV1366UHXを使用した。ビデオカメラの撮像装置には撮像管と固体撮像素子とがあるが、撮像管は感度の非常に良いものがある反面、一般に残像時間が長く、今回目的とする高速度の撮像には適さないことが明らかとなった。固体撮像素子として代表的なものにはMOS形撮像素子とCCD固体撮像素子とがある。どちらも高速度の撮像に適しているが、高感度という点でCCD素子の方が優れている。CCDを使用した高速のテレビカメラは既に市販されているものもあるが、本研究に適するものが無いため、我々は現在入手可能なCCD素子のうち高感度のものを用いて撮像装置の製作を行った。
CCD素子としては、テキサスインスツルメント社のTCK243を使用した。この素子はNTSC方式で使用され、通常の使用条件においては解像度は774×488であり、1秒間に30フレームの撮像が可能である。このCCDを用いて以下のような方法によって高速化をはかった。
CCDに与える水平転送パルス、垂直転送パルス、サンプルホールドパルス、クランプパルスを発生させる制御部をTTLICを用いて製作した。ただし、1秒間に30フレームの通常の使用条件においても水平転送パルスは素子の特性限界近くの高速条件下にあり、周波数をこれ以上上げて使用することは誤動作の恐れがあるためできない。そこで、解像度ある程度落として使用することによって高速化をはかった。この制御部からパルスをCCD素子に入力することにより解像度及び撮像速度を自由に変更することができる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西片一昭: 表面科学. 10. 47-51 (1989)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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