研究課題/領域番号 |
63850069
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小原 啓義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)
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研究分担者 |
伊東 幸宏 早稲田大学, 理工学部, 助手 (20193526)
高木 朗 CSK, 技術開発本部MT開発部, 部長
白井 克彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
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キーワード | 多元情報 / 視覚情報 / 言語情報 / 視覚-言語情報の総合理解 / 自然言語処理 / 画像処理 / 意味表現 / 特徴解析 |
研究概要 |
1.言語情報と視覚情報の接続について 言語情報と視覚情報の媒介となる意味表現について、3次元シーンに対応できるよう拡張を行い、また、自然語文の視覚情報に対する付き合せ処理の基本的アルゴリズムのバージョンアップを図った。その上で、言語情報と視覚情報の接続について、VAX11/750上の予備システムで実験を行った。 2.言語処理システムについて SUN3の納入が大幅に遅れたために、自然言語処理システムの移植に関しては、仕様の整備などの準備的な作業を終えたに留まった。一方、自然言語処理環境の構築や辞書の整備に関しては、VAX11/750上で日本語パーザを構築するなど、基本的な処理手法についての知見を得た。 3.画像処理システムについて(1)抽出すべき特徴及びその表現手法 画像処理システムの基本設計の一環として、言語情報と視覚情報の接続という観点から、媒介となる図形の特徴について再検討を行った。その結果、画像より抽出すべき特徴、及びその表現手法について決定した。(2)特徴解析システム 言語情報との共働を考慮した視覚情報の解析手法を検討した結果、現在我々が利用できる特徴解析システムでは、必要とされる特徴を抽出するための機能が不十分であることが明かになった。(3)環境の整備 画像処理システムのSUN4上へのインプリメント時に使用すべく、認識する対象(コップ等)についてのデータの蓄積を行った。そのために、TVカメラからの入力画像情報を、ワークステーション上で処理可能な形式に変換するための環境を整備した。
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