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1990 年度 実績報告書

多元情報の総合理解システムの試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 63850069
研究機関早稲田大学

研究代表者

小原 啓義  早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)

研究分担者 伊東 幸宏  静岡大学, 工学部, 助教授 (20193526)
高木 朗  株式会社CSK, 技術開発本部・MT開発部, 部長
白井 克彦  早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
キーワード多元情報 / 視覚情報 / 言語情報 / 視覚ー言語情報の総合理解 / 自然言語処理 / 画像処理 / 意味表現
研究概要

1.多元情報処理システムの構築
本年度は前年度までの基礎的な検討に基づいて,ワ-クステ-ションSUN/4上に視覚情報と言語情報を接続するシステムを構築した.このシステムは主に言語処理部・画像処理部からなる.以下に各部についての成果,ならびに統合システムについて述べる。
(1)言語処理部について:3次元物体の形状や,その物体に関するエピソ-ド等について言及した自然言語表現について整理を行った.また前年度までに検討した,視覚情報と言語情報の接続を考慮した意味表現手法を背景して,自然言語文の解析と意味抽出を行う言語処理システムを構築した.
(2)画像処理部について:前年度までに、視覚情報と言語情報の接続のために画像デ-タから抽出すべき特徴については整理が行われている.今年度は3次元物体について,物体のモデルを参照しつつ必要な特徴の抽出を行うシステムを構築した.
(3)統合システムについて:上記の各システムの統合し,自然言語インタフェ-スを持つ3次元物体デ-タベ-スシステムを構築した.このデ-タベ-スは3次元単物体の画像デ-タと,その物体に関するエピソ-ドを保持する.このシステムでは,デ-タ登録時に画像処理部によって物体の形状等の特徴が抽出され,それらが自然言語で与えられたエピソ-ドと均一な記述手法で記録される.これにより視覚情報と言語情報を統一的に取り扱いうるシステムが実現できた.
2.総括及び今後の課題に関する整理
以上の研究を通じて得られた知見をもとに,多元情報の総合理解に関する現段階での総括を行った.また,次期システムに残された課題について,言語処理・画像処理・統合システムの各側面から整理を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 那須川 哲哉,寺西 克之,崔 鐘根,伊東 幸宏,高木 朗,小原 啓義: "イメ-ジ的対象世界モデルを用いた文章理解" 人工知能学会全国大会(第4回)論文集. I. 279-282 (1990)

  • [文献書誌] 伊藤 元之,尾原 儀彦,大沼 淳一,伊東 幸宏,小原 啓義: "自然語文章理解における世界モデルの表現とそのシミュレ-ション機構について" 人工知能学会全国大会(第4回)論文集. I. 283-286 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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