研究課題/領域番号 |
63850072
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮城 光信 東北大学, 工学部, 教授 (90006263)
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研究分担者 |
塩田 恒夫 日立電線, 電線研究所, 主任研究員
石川 斉 東北大学, 工学部, 教務職技官
馬場 一隆 東北大学, 工学部, 助手 (10192709)
斉藤 光徳 東北大学, 工学部, 助教授 (60205680)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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キーワード | 炭酸ガスレ-ザ / 中空導波路 / 誘電体内装導波路 / 赤外波 / 工業加工 / レ-ザ-メス / 全反射型導波路 / 電気めっき |
研究概要 |
高出力の炭酸ガスレ-ザを工業加工あるいは医療に応用することを目的とし、可撓性を有する誘電体内装導波路の長尺製作,低損失化ならびにこれに関連する研究を行なった。得られた研究成果の概要は以下の通りである。 1.誘電体内装導波路の低損失化 円形断面を有するゲルマニウム内装導波路で、内径1.5mmでは0.05dB/m以下の損失をもつ2m長の導波路を製作した。またポリイミドパイプを母材とし、セレン化亜鉛内装銀中空導波路により、低損失化が可能なことを示した。 2.矩形誘電体内装導波路による伝送路の長尺化 金属ストリップ上に、真空蒸着法により薄膜を形成し、組み立て法を用いて矩形断面を有する導波路を製作した。この方法により、数mの長さの導波路製作が可能であることを示した。また、1mm×1mm断面のフッ化鉛内装燦導波路で0.11dB/mの損失をもつ導波路が得られた。 3.全反射型ガラス中空導波路の製作 石英、二酸化ゲルマニウムを基本としたガラスの複素屈析率を測定し、共鳴波長域での複素屈析率とガラス組成の関係を明らかにした。また、これらのガラスを用いた中空導波路の損失限界を示した。 4.全めっき法による細径内装導波路の製作 全ウェットプロセスにより内装導波路作の新しい方法を開発した。また、内径0.5mm以下の導波路製作が可能であることを示した。 5.赤外中空導波路の曲げ損失の評価 スカラ-及びベクトル波動方程式に基礎を置き、円形中空導波路を一様に曲げた場合の損失を評価した。
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