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1988 年度 実績報告書

マイクロコンピューターによる交通計画支援システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63850121
研究機関岐阜大学

研究代表者

加藤 晃  岐阜大学, 工学部, 教授 (10021560)

研究分担者 大野 栄治  岐阜大学, 工学部, 助手 (50175246)
宮城 俊彦  岐阜大学, 工学部, 助教授 (20092968)
森杉 壽芳  岐阜大学, 工学部, 教授 (80026161)
キーワード交通計画支援システム / 交通均衡モデル / 土地利用ー交通統合モデル / 交通プロジェクト評価 / 交通需要予測 / 費用便益分析 / 財務分析
研究概要

本年度には、まず、交通需要発生のメカニズムを土地利用形成のフレームワークの中で捉え、、さらに交通発生ー交通分布ー交通機関分担ー経路選択の4つのプロセスを需要ーパフォーマンス均衡概念によって統合した交通均衡モデルを構築すると同時に、その計算プログラムを開発した。また、前述の交通均衡モデルによって推定される交通需要量をもとに、当該プロジェクトを経済効率性の面から評価するための費用便益分析プログラム、また経営収支の面から評価するための財務分析プログラムを開発した。
しかし。当初計画では、本年度には交通計画支援システム全体を完成させる予定でいた。しかるに、前述のプログラム開発のみに終わったのは、個々のプログラムを総合化する際に以下の問題が生じたからである。当初予定していた編集形式では、(1)個々のサブプログラム相互の連結が直列的であるために「入力データの修正やプログラム実施」といった一連の操作の実施に時間がかかること、(2)プログラムを拡張していくのに不便であること、等の問題があったためである。すなわち、交通統合モデルを中心にその人力となるネットワークエディターと出力管理を制御するプログラムを連結させてシステムを構成しようとした当初計画のような直列方式では、ネットワークの修正に伴う交通需要予測変化を分析する場合には適切であっても、需要関数を変更したり、ユーザーが別のモデルで予測したOD間需要の下でのネットワーク交通量を求めたりする場合などは十分機能しないためである。そこで、これらの作業が容易に行えるように、交通統合モデルをマトリックスオペレーションを行う領域、配分を実施する領域、需要関数を制御する領域に分解してこれらを個々に編集する機能を持たすことにし、交通計画支援システム全体の完成は来年度に繰り越すことにする。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 加藤晃: 土木計画学研究・講演集. 11. 447-454 (1988)

  • [文献書誌] 森杉壽芳: 土木計画学研究・講演集. 11. 463-470 (1988)

  • [文献書誌] 森杉壽芳: 土木計画学研究・講演集. 11. 653-660 (1988)

  • [文献書誌] 宮城俊彦: 土木計画学研究・講演集. 11. 31-38 (1988)

  • [文献書誌] 宮城俊彦: 土木計画学研究・講演集. 11. 637-644 (1988)

  • [文献書誌] 溝上章志: 土木学会論文集. 401. 99-107 (1989)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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