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1988 年度 実績報告書

コンピュータグラフィックスを用いた建築構造解析シミュレーションプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63850127
研究機関東京工業大学

研究代表者

和田 章  東京工業大学, 工学部, 助教授 (90158684)

研究分担者 緑川 光正  建設省建築研究所, 建設専門官
岡田 久志  愛知工業大学, 工学部, 助教授 (10111650)
赤木 久真  日本電信電話, 建築部, 研究部門部長
市橋 重勝  構造計画研究所, 企画開発室長
須藤 福三  東京電機大学, 工学部, 教授 (30120116)
キーワードコンピュータグラフィクス / グラデーション / 建築構造解析シミュレーション / 非線形問題
研究概要

当初に計画していた5項目について順に述べる。
1.構造解析シミュレーションのために適したコンピュータグラフィックスの手法の調査は完了した。先ず構造解析シミュレーションのために適したコンピュータグラフィックスの手法を調査した。リアルな映像生成法としては、スキャンライン・アルゴリズム、Zバッファ法、Aバッファ法、レイ・トレーシング法、マッピング法などがあるが、どの方法も構造解析シミュレーションには高度で絵を描くための計算時間がかかりすぎることがわかった。このため、構造解析シミュレーションの表現法は線画を中心にグラデーションを用いることとした。
2.解析モデルを入力するための最適な手法を研究開発はほぼ終了した。解析モデルの入力には、マウスを用いることにより、入力および変更のし易さを向上させた。
3.骨組(平面、立体、部材の曲げ、せん断、軸変形を考慮)の静的解析プログラムを改良し、応力状態、変形状態、ひずみエネルギ分布をカラーグラフィック表示するソフトウェアの研究開発は終了した。これにより、骨組全体の力の流れ方、変形の仕方、ひずみエネルギ分布の状態が視覚的にとらえられ、骨組の力学的挙動を把握することを容易にすることができるようにした。
4.3と同様に骨組の非線形解析プログラムを改良し、塑性域の拡がり・不安定現象等のグラフィック表示が可能なシステムの研究開発については現在進行中である。
今後の課題として動的入力に対する骨送の応答をグラフィック表示するシステムを研究開発する。このシステムは非線形問題も扱い、カラー表示を活用して変形、応力、ひずみエネルギの分布および変動の様子をわかり易く表現する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 坂田弘安: 日本建築学会構造系論文報告集. 386. 24-35 (1988)

  • [文献書誌] 和田章: 日本建築学会構造系論文報告集. 387. 35-44 (1988)

  • [文献書誌] 和田章: 日本建築学会構造系論文報告集. 394. 94-104 (1988)

  • [文献書誌] 坂田弘安: 日本建築学会構造系論文報告集. 396. 60-68 (1989)

  • [文献書誌] 和田章: 日本建築学会構造系論文報告集. 396. 109-117 (1989)

  • [文献書誌] 和田章: 日本建築学会構造系論文報告集. 399. (1989)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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