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1988 年度 実績報告書

ヒト・レトロウイルスの核小体シグナルを利用した細胞内遺伝子操作

研究課題

研究課題/領域番号 63870022
研究機関京都大学

研究代表者

畑中 正一  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)

研究分担者 牧 正敏  京都大学, ウイルス研究所, 助手 (40183610)
キーワードヒトレトロウイルス / 核小体シグナル / 遺伝子 / タンパク / メッセンジャーRNA / 輸送
研究概要

我々は、ヒトレトロウイルスの遺伝子の中に核小体へタンパクを導入するシグナル(NOS)を発見した。この核小体シグナル(NOS)は9ないし19個のアミノ酸残基からなるペプチドで、このペプチドを適当なタンパクのアミノ基末端に結合させると、そのタンパクは核小体に導入されて、局在するようになる。種々の細胞質タンパク、細胞膜タンパク及び核質タンパクの核小体導入のためのプラスミドを作成した。まずHTLV-Iの各種タンパクをNOSと結合させて、核小体に導入するプラスミドを作成した。導入タンパクとして、p40X、p21Xgag、をえらび、実際に核小体に移行導入した。
ウイルス以外のタンパクとして分子量114,000のベータ-ガラクトシダーゼをNOSと結合させて核小体に導入した。現在、導入後の細胞の生理学的変化を検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Haruhiko Siomi;et al.: Cell. 55. 197-209 (1988)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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