研究課題/領域番号 |
63870025
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 京都大学 (1989) 東北大学 (1988) |
研究代表者 |
池田 正之 京都大学, 医学部, 教授 (00025579)
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研究分担者 |
今井 潤 東北大学, 医学部, 助手 (40133946)
中塚 晴夫 東北大学, 医学部, 助手 (70164225)
渡辺 孝男 宮城教育大学, 助教授 (20004608)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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キーワード | 家庭血圧 / 24時間自動血圧測定 / 高血圧 / Hypertension |
研究概要 |
調査地区として岩手県稗貫郡大迫(オオハザマ)町内川目(ウチカワメ)地区を設定した。昭和63年1〜3月に内川目地区の15才以上の住民(男子495名、女子695名、計1190名)を対象とした調査を行った。昭和63年度にはこの昭和63年1〜3月の調査結果の集計を行うとともに昭和64年1〜3月に昭和63年と同じ地域において同じ方式で成人(男子309名、女子409名、計718名)を対象とした調査を反復した。さらに昭和64年11月には小学校と中学校において、年少者における自動測定と聴診測定の一致の程度を検討する目的で両法による血圧測定を行った。また24時間血圧測定値と家庭血圧測定値の比較をする目的で昭和63年度に、男子148名、女子312名、計460名について24時間血圧値の測定を行った。男女とも、かつほぼ全年齢層にわたって家庭血圧有効測定数は朝よりも晩が多い。男女ともに朝の測定値と晩の家庭血圧測定値の間に有意な差を認めず、又、男女間でも著差をみとめず、両性ともに高年齢層に向かって最高・最低血圧ともに漸増傾向を示した。6〜14才の小中学生を対象に血圧の自動測定と聴診法を同時に行ったところ、6才時点で女子が男子に比してやや高値を示すほかは男女間に著差は認めなかった。24時間測定値(昼間値、あるいは夜間値)と家庭血圧との間の対応を検討する目的で最高血圧、最低血圧別に両値間の相関の強さを算出したところ、最高血圧に関する24時間測定値(昼間値および夜間値)と家庭血圧、最低血圧に関する24時間測定値(昼間値、および夜間値)と家庭血圧の4つの組合せのいずれかにおいても相関係数は0.6前後であった。
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