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1990 年度 研究成果報告書概要

液晶パネルとメモリカ-ドを用いた高輝度携帯型画像ワ-クステ-ションの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63870044
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 隆  京都大学, 医学部, 教授 (40055992)

研究分担者 小森 優  京都大学, 医学部, 助手 (80186824)
中野 善久  京都大学, 医学部, 講師 (70115898)
湊 小太郎  京都大学, 医学部, 助教授 (00127143)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
キーワード医用画像 / 医用画像ワ-クステ-ション / PACS / 液晶パネル / 光磁気ディスク
研究概要

本研究ではPACS(Picture Archiving and Communication Systems)におけるCRTに代わる高輝度で省スペ-ス化可能な表示デバイスとして液晶ディスプレイパネルを検討し、液晶パネルを用いて携帯可能な医用画像ワ-クステ-ションを開発することを目的とした。液晶パネルはそれ自身は発光せず、後方に光源を置き、パネルを透る光の透過率を変化させて像を作りだしている。従って、後方光源の光量が大きければ、輝度の大きな像が得られることになる。実際、本研究での実験によりCRTに比して液晶ディスプレイがコントラスト値、輝度とも大きい像が得られることが示された。
開発した高輝度携帯型画像端末のイメ-ジは次の通りである。すなわち、パ-ソナルコンピュ-タをベ-スとし、それに液晶パネルが接続され、その上で画像が表示される。液晶パネルはシャウカステンを光源として、その前に置いて画像を表示する。または、液晶パネル自身に内臓光源を持たせる。画像デ-タはコンピュ-タに接続された光磁気ディスクから供給される。計画当初、画像デ-タの供給にはメモリカ-ドを用いる予定で進めたが、容量の問題および光磁気ディスクが医用画像デ-タの共通な流通媒体となるべく標準化が進められているため、これに変更した。
計画した装置は以上のように作成された。最新の技術レベルの液晶パネルの入手や組み込みに困難があり、十分満足できる性能は得られなかったが、本研究の所期の目的は一応達成することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] KOMORI,Masaru: "Possibility of liquid crystal display panels for a spaceーsaving PACS workstation" SPIE Medical Imaging V:Image Capture,Formatting and Display. 1444. (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小森 優: "液晶パネルのPACSワ-クステ-ションへの可能性" Medical Imaging Technology. 8. 287-289 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小森 優: "画像診断におけるCRT画質の視覚心理学的手法を用いた分析" 第27回日本ME学会大会論文集. 26. 279-279 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] MINATO,Kotaro: "Offーline image exchange between two PACS modules using the "ISAC" megnetoーoptical disk" SPIE Medical Imaging V:PACS Design and Evaluation. 1446. (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 湊 小太郎: "京大病院PACSの現状とISACシステムによる画像デ-タ交換" Medical Imaging Technology. 8. 267-267 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] MINATO,Kotaro: "PACS Prototype at Kyoto University Hospital" MEDINFO '89 (part1). 389-392 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1993-08-12  

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