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1989 年度 実績報告書

放射線情報システム(RIS)と実験用小規模PACSの構築

研究課題

研究課題/領域番号 63870045
研究機関大阪大学

研究代表者

小塚 隆弘  大阪大学, 医学部, 教授 (40028478)

研究分担者 近藤 博史  大阪大学, 歯学部, 助手 (70186857)
稲本 一夫  大阪大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00068446)
御供 政紀  大阪大学, 医学部, 講師 (20028591)
黒田 知純  大阪大学, 医学部, 助教授 (90028580)
最上 平太郎  大阪大学, 医学部, 教授 (00028309)
キーワード画像情報システム / PACS / 放射線情報システム / RIS
研究概要

画像情報システム(PACS)については脳神経領域のCT画像をデジタル伝送し、光ディスクへ入力を始めた。問題点は転送中のエラ-がしばしば発生することであった。これに対してCT側のソフトの改良が必要であった。しかし、販売段階のCTソフトの改良は開発関係者が次の開発に向かっているため困難を生じた。このことはPACSの導入には検査機器の購入時よりその計画性が必要であることを明確にした。現在、転送エラ-の頻度は減少したが、時に発生する。エラ-による画像の消失はマニュアル転送の為ないがそれに要する時間は常時監視していないため翌日の負荷を増やし、システムの機能を低下させる。臨床運用に当たっては転送エラ-の頻度と実運用上の転送負荷、バッファ-容量及び監視体制を計算する必要がある。現在バッファ-としてのハ-ドディスク容量を800MBから1600MBにした。現行運用一日最大CT画像400,フィルム60枚についての必要量が分かったと言える。
カンファレンス用画像をフィルムスキャナ-より入力し、PACS端末のカンファレンスへの応用を行っている。入力に要する時間は1時間半のカイファレンスに使用する60枚程のフィルムに1時間半を要するカンファレンス中はハ-ドディスクからの画像読み取りの時間が遅いことと検査当たりの画像が複数存在する場合全体像が見られないことが大きな欠点である。利点は拡大表示と階調処理である。多くのデジタル画像のフィルム出力はカンファレンスに不向きな小さい画像であり、スポットライトの使用やフィルムをかざすことのできないカンファレンスでは有効であることが示され、今後の端末の改良の方向が分かった。
レポ-トシステムについてはその入力の労力に比し、転送速度の遅いこと及び病院情報システムとの通信がないため支援システム等の負荷価値を与えるソフトをシステムに追加中である。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2018-02-02  

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