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1990 年度 実績報告書

左心補助用人工心臓・システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63870052
研究機関東京大学

研究代表者

古瀬 彰  東京大学, 医学部・胸部外科, 教授 (70010163)

研究分担者 成瀬 好洋  東京大学, 医学部, 助手 (80189216)
大西 清  埼玉医科大学, 助手 (40175245)
金井 福栄  埼玉医科大学, 助手
吉竹 毅  埼玉医科大学, 教授 (60010261)
高浜 龍彦  埼玉医科大学, 講師 (20114530)
キーワードLVAD / 左房圧 / 自動制御
研究概要

前年度までに、左心房圧を検知し、これを予め設定した左心房圧設定値と比較し、この両者が等しくなるように、駆動陰圧のリリ-スバルプのonーoffの調節を行い、駆動陰圧を制御し、ポンプによる補助循環流量を自動制御する駆動装置の設計、開発を完了した。
本年度はこのシステムを用いて、動物実験を重ね、左心補助用人工心臓(LVAD)による補助循環を施行中に、容量負荷を行い、左房圧を上昇させ、これが自動制御機構の働きにより、補助循環流量の増加をもたらし、約10分の後に、左房圧が再び予め設定した左房圧設定値にまで、回復することを確認した。また、同様にLVADにより補助循環施行中に急激に脱血を行うことにより、人為的に左房圧を低下させた場合、自動制御機構の働らきにより、駆動陰圧の低下による一回拍出量。減少、補助循環量の減少をもたらし、結果として、左房圧の回復、予め設定した左房圧設定値への回帰が認められた。
動物実験のつみ重ねにより、本システムが、LVADによる補助循環実施中の血行動態の変動に対し、自動制御機構の働きにより、補助循環流量を自動的に変動させて、左房圧を一定に保つ上で、有効であることが確法され、臨床例に対し、治験を行う段階となっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高浜 龍彦: "左房圧自動制御機構を備えた補助人工心臓駆動装置の開発" 人工臓器. (1991)

  • [文献書誌] T.TAKAHAMA: "A Newley deuelopped seruomatic pnevmatic driver for LVAD syotem." Trans Am Soc Artif Intern Organs. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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