研究課題
歩行分析を1)歩容の把握、2)因果関係の推定、3)歩容の評価、4)歩容の予測の4ステップに分け、それぞれの場面で、医師・理学療法士の理解を支援するため、以下のサブシステムからなる知識ベースを構築した。1.患者データ・フレーム…患者毎にID、原波形、歩容(特徴)パラメータをフレーム形式で格納した。2.歩容パラメータに関する知識ベース…歩容パラメータの運動学的・力学的・医学的意味及びパラメータ間の関係を記述した。3.歩行障害に関する医学的知識…歩行疾患を1)神経・筋系障害、2)鎮痛性障害、3)足及び足関節障害、4)膝関節障害、5)股関節障害に大きく分け、更に総計50に細分類した。今後は、疾患毎の特徴項目を追加・ランク付けすると共に、代表的治療法・手術法も付け加える必要がある。4.カルテ・データベース…医師・理学療法士自身によってカルテをデータベース化できるように、チェック・リストを作成した。今後は、マルチ・ウィンドー処理及びマウスによるアイコンまたはメニュー選択方式により応答性を改良して、ヒューマン・インタフェースの充実を図る必要がある。
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