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1988 年度 実績報告書

発音時における磁気及び赤外線センサを応用した舌並びに下顎運動解析システムの新開発

研究課題

研究課題/領域番号 63870075
研究機関広島大学

研究代表者

長澤 亨  広島大学, 医学部, 助教授 (20034168)

研究分担者 野崎 晋一  広島大学, 歯学部, 助手 (50208336)
大川 周治  広島大学, 歯学部附属病院, 講師 (90144865)
キーワード磁気センサ / LED / 舌運動 / 下顎運動
研究概要

我々は新たな舌運動解析装置の確立を目的として、微小な磁石と磁気センサを用いた舌運動計測装置を開発し、種々の研究を行ってきた。今回はさらに発音時の舌及び下顎運動を同時に観察する目的で、システムを構成した。
被験者の舌を乾燥後、舌尖から10mm後方の舌背上に永久磁気片Neomax-35(重量0.2g、長さ10.0mm、直径2.0mmの円柱状)の長軸が舌正中線と直交するように生体用シアノアクリレートにて貼付した。また、下顎切歯部にはアタッチメントを介して発光ダイオード(LED)を装置した。
被験者の咬合平面は床と平行になるように頭部固定装置で頭部の動揺を抑制した。次に、磁気センサ設定用ジグを用いて被験者の正中矢状面とセンサの距離が正確に70mmになり、しかも2本のセンサを結ぶ線が咬合平面と平行になるように調整した。一方、LEDの受光センサは設定用ジグを用いてLEDとの距離が正確に100mmになり、受光面が咬合平面と垂直になるように調整した。磁石片からの磁界強度は磁気センサで磁電変換後、出力信号10W pass filter,DCアンプを介しデータレコーダに収録する一方、LEDからの近赤外光は受光素子上で結像され、受光位置を2次元座標値を示す電気信号に変換し、データレコーダに収録する。また、音声出力はマイクロフォンで採集し、ACアンプを介してデータレコーダに収録して同期を図った。収録した各出力信号はシグナルプロセッサを用いて解析プログラムによりAD変換後演算処理し、磁石片及びLEDの座標を求めた。計算はパーソナルコンピュータによった。本年度は演算に時間がかかり、データ分析がまだ終わっていない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 堂脇一朗: 医用電子と生体工学. 26. 211 (1988)

  • [文献書誌] 堂脇一朗: 広島大学歯学雑誌. 20. 391-392 (1988)

  • [文献書誌] 守谷直史: 日本補綴歯科学会雑誌. 33. (1989)

  • [文献書誌] 堂脇一朗: 広島大学歯学雑誌. 21. (1989)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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