研究概要 |
1.安城市・一宮市・稲沢市・秦荘町・彦根市の地名調査カ-ド作成. 2,八日市市、小浜市,敦賀市,山東町の資料収集および地名調査カ-ド作成。 3.上記市町村の地名調査カ-ドをコンピュ-タ-入力.総計24489の小字デ-タベ-ス完成. 4,XYプロッタ-で、小字分布図をプログラムを作成.一宮市、稲沢市の集落地名をテスト出力。 5,レ-ザ-ディスクの作成:豊橋市の一部,稲沢市の全域をテストエリアに選び,小字集成図をレ-ザ-ディスクに格納、マッキントッシュで小字の属する画面を検索するシステムを構築。なお,現段階では,小字集成図を一旦、スライド化し,そのスライドをイメ-ジスキャナ-で読みこんで,レ-ザ-ディスクへ格納する2段階法を採らざるを得ない。小字集成図の同一域を35mm版とブロニ-版の2種類でスライド化し,レ-ザ-ディスクで再生したときの、解像力を比較した。結果は大差なかった。 6.利用法の例として,下記の2例を挙げる。 1).集落地名の分布特徴:集落地名を表わす小字には、屋敷・郷・垣内等を含むものが多い.それら抽出することにより、分布の特徴が明らかになった。 2).横枕考批判;横枕の意味は、柳田国男の説が定説になっているが,このデ-タベ-スを使って考察すると,柳田説とは異る結論に到達せざるを得ない。
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