研究課題/領域番号 |
63880035
|
研究種目 |
試験研究
|
研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
小川 靖彦 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 教授 (50006251)
|
研究分担者 |
海老原 義彦 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (00101155)
増田 文男 筑波大学, 学校教育部, 助教授 (40015748)
板橋 秀一 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (70151454)
中山 和彦 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50091913)
佐藤 泰正 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (60015419)
|
キーワード | 点字表示端末装置 / 点字・触知図形印刷装置 / 盲人向けCAI / 音声合成 / 点字データベース / コミュニケーション支援システム |
研究概要 |
昭和63年度は本研究の初年度にあたるため、各コンポーネントの実用化を前提とする基礎的資料を得る調査研究に重点を置いた。 概略は以下の通りである。 1.点字ディスプレイ端末装置の実用化。;ハードウェアは実用品としてほぼ完成したと考える。今後、使い勝手の面について、盲学生の協力の下に順次改良する計画である。 2.点字・触知図形印刷装置の実用化。;印刷用ピンの突出量をセラミックバイモルフで制御することで2種類の点を表現し、かつ、ゴムローラでプレスする方式の行印刷機のため、騒音が極めて低い。線図形の中に点字を印刷できる。A4、および、B5版の用紙を用いる。 3.点字読取り装置。;加圧導電ゴムをセンサーとして用いる。現在、基礎実験をすすめており、2年次目に実施設計にはいる予定である。触知図形の読取りにまで機能を拡張する計画である。 4.二次元触覚ディスプレイ。;主な機構部品を作成し、現在実験装置の組立てを進めている段階で計画より多少遅れ気味である。A4版縦長の表示面を計画しているが実表示面は197mm×270mm(180ドット×244ドット)で、表示面における表示ピンの収容機構の製作に手間取っている。 5.盲人及び弱視者向けCAI。;実験データの入力を済ませ、従来開発し実用化してきたCAIを改良し、実地調査を行なう計画である。 6.点字データのLAN(Local Area Network)における送受信。;LANで使用する制御符号との関連の下での点字符号を検討し、送受信実験を行なった。8点点字への拡張を検討中。 7.音声合成。;実験データの入力を行ない、和文テキストファイルの読上げ(合成音声出力)が可能になった。CAIに取込む予定。
|