研究課題/領域番号 |
63890010
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)
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研究分担者 |
小西 修 名古屋大学, プラズマ研究所, 助手 (00135386)
桶谷 猪久夫 帝国女子短期大学, 国際文化学科, 助教授 (90169269)
柴山 守 大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (10162645)
島崎 眞昭 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (60026242)
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (50066411)
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キーワード | データベース / 情報検索 / 光ディスク / 画像処理 / 東洋学 / 研究支援 |
研究概要 |
本年度は、本試験研究の初年度に当たり、研究用機器の購入・整備および基本的なソフトウェアの準備・試用に重点が置かれた。即ち、昭和63年5月に研究計画の打合せを行って以来、8月に購入機器の検討、9月にシステム構成とソフトウェアおよび研究テーマを討議し、10月にはデータ圧縮、12月には日本語インタフェースおよびCDーROM、平成元年1月にはOSII等に関する検討会を行った。その結果、本研究に用いるシステムは、CPUとして東洋学研究者用のシステムである事を考慮して、PC9801RA5とし、これに追記型光ディスク、イメージ・スキャナ、画像フレームメモリ、タブレットを具えたものとし、これにCDーROMのドライバも接続できるようにした。データベース管理システムにはR:BASE SYSTEMVを用い、これをC言語で記述したプログラムから呼出し、検索されたレコードを光ディスクから取り出して表示できる。このレコードの内容は文字も画像も許される。格納された画像には隠線消去などの処理も可能である。このような設計を行ったのは東洋学研究には文字情報と同様に画像情報も重要であるためであり、しかも検索・表示のみでなく、種々のディジタル情報処理を施す必要があるとの認識に立っており、これを満足するようなシステムを構成してソフトウェアの整備を行った。ただし、画像のディスプレイ上への表示以外の出力は課題であり、また情報の圧縮についても研究課題になっている。 本試験研究のベースになる研究成果は既に発表しつつあるが、上記のシステムを用いた研究成果は発表するに至っていない。従って本年度は研究報告書を作成しないが、研究成果の中間報告に就いては総合研究「日本学・東洋学文献情報処理の総合的研究」(代表者 勝村哲也)を参照されたい。
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