現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
非対称PSiN-ピンサー型配位子を持つ白金錯体を用いることで,電子不足アレーン類の炭素-水素結合の直接ホウ素化反応の開発に成功し,論文発表することができたから(Chemical Communications, 2015, 51, 17762)。本結果は,当初想定したとおり,非対称型の配位子設計が不活性結合活性化反応に有効であることを示し,また高周期14族元素配位子の有用性を実証したものであり,本新学術領域の進展に大きく寄与するものである。
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