公募研究
都市域において細粒土砂に吸着した放射性物質が、流域から沿岸のどこに、どのように輸送・拡散するか、それらが都市においてどのように変化するか、明らかにすることが本研究の目的である。H23年より現在まで、3ヶ月毎に3年間にわたって、東京湾や荒川・江戸川、松島周辺、手賀沼及びその流域において、土壌の放射性物質の測定を実施した。これらの測定点数はすでに200地点以上となっている。その結果、放射性物質の都市や都市沿岸域における基本的な分布特性や時間変化を把握している。今後、本研究により継続的にモニタリングを実施することで、その動態解明が可能であると判断している。
2: おおむね順調に進展している
現地観測については、当初の予定通り行われており、概ね順調に進展している。一方で、シミュレーションモデルについては、まだ構築段階で有り、今年度の進捗が必要である。
今後も、本研究により継続的にモニタリングを実施することで、その動態解明が可能であると判断している。さらにシミュレーションモデルについても共同研究等を通じて推進していく予定である。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)
Water Research
巻: 92 ページ: 87-93
Journal of Water and Environment Technology
巻: Vol.13, No.3 ページ: 249-261
10.2965/jwet.2015.249