都市沿岸域において、細粒土砂に吸着した放射性物質が、流域から沿岸のどこに、どのように輸送・拡散するか、それらが都市においてどのように変化するか、明らかにすることが本研究の目的である。 平成23年より現在まで、三ヶ月毎に複数年にわたって、東京湾の荒川や江戸川や隅田川、手賀沼周辺において、河川の河床の土壌のサンプリングを実施し、放射性物質の測定を実施した。 その結果、放射性物質の都市や都市沿岸域における基本的な分布特性や時間変化を把握した。 今後継続的にモニタリングすることで、その動態解明が可能になると期待できる。
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