公募研究
1.可視域における超高分解能OCTシステムの開発 ― 超短パルスチタンサファイアレーザーとフォトニック結晶ファイバを用いて,波長400-600nmの可視域に,超高分解能OCT用のスーパーコンティニューム光を生成した.更に,ファイバデバイスを用いて可視域の超高分解能OCTシステムを開発し,光源と合わせて用いることで,断層イメージングシステムを開発した.2.生体サンプルの波長依存性の評価 ― これまでに開発した近赤外域のOCTに加えて,上記で開発した可視域の超高分解能OCTを用いて,ラットの肺組織や,ラットの肝臓サンプルのOCTイメージングを行った.それぞれのサンプルにおいて,高精細な断層イメージを得ることができた.また,波長依存性の評価を行い,長波長帯において深い侵達長が得られることを確認した.3.OCTを用いた疾患サンプルのイメージング ― これまでに開発した数種のOCTを用いてラット肺組織の非破壊断層イメージングを行った.更に,計画班の森によって開発された医用3D表示・解析ソフトであるNewVESを用いて,ラット肺組織のイメージングと解析を行い,COPDによる肺胞の体積変化量の算出に非破壊計測で初めて成功した.4.本研究のまとめ ― 本研究の考察・検討,および解析を行った.特に,正常・疾患サンプルのOCTイメージングの波長依存性を検討・解析し,疾患部の特定や早期発見の手法を検討した.更に,本研究の総括を行った.
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
Scientific Report
巻: 6 ページ: 31715
10.1038/srep31715
Applied Physics Express
巻: 9 ページ: 127002
10.7567/APEX.9.127002
CLEO 2016
巻: AM4J.6 ページ: 2
巻: JW2A.140 ページ: 2
http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/optelelab/