研究領域 | 細胞競合:細胞社会を支える適者生存システム |
研究課題/領域番号 |
15H01493
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
松井 貴輝 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教 (60403333)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 発生・分化 |
研究実績の概要 |
平成27年度の研究によって、ゼブラフィッシュの上皮組織(enveloping layer; EVL)の細胞で、細胞競合様の細胞の排除があることを発見し、しかも、「敗者」となる細胞がFアクチンの局在変化によって、除去される30-60分前に識別できることも見いだした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
正常発生中でおこる細胞の排除される様子をイメージングすることに成功したため、おおむね順調と判断している。
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今後の研究の推進方策 |
正常発生中の上皮組織中で「敗者細胞」が事前に識別できるシステムを活用し、本年度の研究期間内に、ゼブラフィッシュの上皮組織における細胞競合のしくみ・生理的意義の理解を目指す。2年の研究期間が終了するので、得られた結果をとりまとめ、学術論文発表、学会発表、プレスリリースなどを積極的におこないたい。
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