• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

ウイルス感染における蛋白質の品質管理制御とそれに基づく広域阻害剤の薬効評価

公募研究

研究領域新生鎖の生物学
研究課題/領域番号 15H01530
研究機関東京大学

研究代表者

川口 寧  東京大学, 医科学研究所, 教授 (60292984)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードウイルス / 新規遺伝子産物 / 病原性因子
研究実績の概要

本研究は、単純へルペスウイルス(HSV)をモデルとし、ウイルス感染におけるタンパク質の品質管理機構に焦点を当てる。具体的には、分子シャペロンによる品質管理機構に加えて、現在、急速に解明されつつある新生鎖が司る品質管理機構にも注目し、HSV感染におけるそれらの詳細な分子機序を解明し、広域スペクトル抗ウイルス剤の開発基盤を構築することを目的とする。また、新規に感染細胞における新規合成蛋白質を高感度かつ網羅的にスクリーニングする系を導入し、HSV感染現象における翻訳プロセスを網羅的に解析することで、新たな側面からウイルス病態発現機構を解明することも本研究の目的である。本年度は、BONCATを行い、HSV感染細胞における新生ウイルス蛋白質および宿主蛋白質のデーターベースを構築することに成功した。さらに、新生ウイルス蛋白質のデーターベースを独自に作成したHSV ORFデーターベースと照合することにより、HSVの新しい遺伝子産物を複数発見した。その中の1つに関して詳細の解析を行った結果、当該ウイルス因子は、新しいHSVの病原性因子であることが明らかになった。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] p53 is a Host Cell Regulator during Herpes Simplex Encephalitis.2016

    • 著者名/発表者名
      Y. Maruzuru, N. Koyanagi, N. Takemura, S. Uematsu, D. Matsubara, Y. Suzuki, J. Arii, A. Kato and Y. Kawaguchi
    • 雑誌名

      Journal of Virology

      巻: 90 ページ: 6738-6745

    • DOI

      10.1128/JVI.00846-16

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [備考] 東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 ウイルス病態制御分野

    • URL

      http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/Kawaguchi-lab/KawaguchiLabTop.html

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi