公募研究
本研究では、擬似細胞アレイチップを作成し、擬似細胞環境下での膜タンパク質の構造変化計測を行う。具体的には、呼吸鎖を形成するF型ATP合成酵素を測定対象とし、その生理条件下での回転運動を擬似細胞アレイチップを利用して解析する。昨年度は、高密度脂質膜アレイをに細胞を融合させた擬似細胞アレイチップのプロトタイプの開発に成功し、F型ATP合成酵素の機能解析から擬似細胞環境がチップ上に再現されていることを確認した。
2: おおむね順調に進展している
昨年度の目標であった擬似細胞アレイチップの新規開発および評価を完了させることができたため。
本年度は、昨年度新規開発した擬似細胞アレイチップを利用した膜タンパク質の動的構造変化計測を行う。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 5件)
Lab on a Chip
巻: NA ページ: NA
10.1039/C6LC00155F
Methods in Molecular Biology
IEEE Transactions on Nanotechnology
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巻: 6 ページ: 10223
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Scientific Reports
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