公募研究
本申請課題の目標を達成する為の鍵は「理論的にin situナノ空間制御法を実行すること」と「生成する金属ナノ粒子の局所原子構造の的確な把握」にあり、下に示した実験を遂行した。in situナノ空間制御法の理論的制御 申請者はこれまでにin situ ナノ空間制御法がSAPdNpに加え、他の金属ナノ粒子の製造にも有効であることを見いだしている。この中で、下に○数字で記す5つの条件が重要であるとの端緒をつかんだ。本研究では種々の多原子価金属(ルテニウムRu、ニッケルNi、鉄Fe)触媒を用いて、これら条件がのナノ粒子触媒に与える影響について調査し、in situナノ空間制御法の理論的制御について探求した。①還元剤の種類・量 ②金属源の種類・量 ③溶媒の種類 ④反応温度 ⑤反応濃度その結果、作製する金属種により、これら5つの条件が異なることを明らかにし、より論理的に金属ナノ粒子触媒を固体上に担持する方法論開発を押し進めることが出来た。
2: おおむね順調に進展している
研究計画書に記載した通りに実験が展開されている。
昨年度までに得られた実験結果をもとに、各種金属ナノ粒子触媒、ナノ合金触媒を理論的製造する方法について検討する。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 8件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 7件、 招待講演 4件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)
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