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2016 年度 実績報告書

ヒストンバリアントに基づくクロマチンの機能の推定

公募研究

研究領域動的クロマチン構造と機能
研究課題/領域番号 16H01318
研究機関早稲田大学

研究代表者

浜田 道昭  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00596538)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードクロマチン状態 / 隠れマルコフモデル / ヒストンバリアント / ヒストン修飾
研究実績の概要

- ヒストンバリアントを含むクロマチン状態の推定:FIC-HMMを用いたクロマチン状態の推定手法を用いて、ヒストンバリアントを含むクロマチン状態の推定を行った。データとしては、ヒト:Kujirai+, NAR (2016) 44, 6127-41、マウス:Maehara+, Epigenetics Chromatin (2015) 17;8:35、を用いた。その結果、人においては7つ、マウスにおいては17のクロマチン状態が推定され、各クロマチン状態のゲノム特徴との関連性を調べた。人に関しては、3つのバリアントの全てが入りやすい状態・H3.3とH3.YがH3.5に比べて入りやすい状態、H3.5がH3.3とH3.Yに比べて入りやすい状態などが推定された。マウスに関しては基本的にH3.3, H3mm11, H3mm13, H3mm16, H3mm7が入る場所は類似していることがわかった。
- 無限木構造隠れマルコフモデルを用いた階層的なクロマチン状態の推定:無限木隠れマルコフモデル(ITHMM)を用いて、階層的なクロマチン状態をモデル化し、実ヒストンマークのデータに適用した。導出された階層的なクロマチン状態に対して生物学的な意味付けを与えた。これは「エピゲノム言語」の「品詞体系=階層性を持ったクロマチン状態」を導出する初めての試みである。
- 独自に開発してデータベースLncRRIdbを用いて、クロマチン状態とlncRNAの関連性を見るためのプレリミナリーな研究を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

lncRNAとの関連性に関する研究に着手できていないため

今後の研究の推進方策

クロマチン状態とlncRNAの関連性に関しての研究を詳細に行う

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Analysis of histone modifications using latent feature models2017

    • 著者名/発表者名
      Yuki Takeda and Michiaki Hamada
    • 学会等名
      第6回生命医薬情報学連合大会(IIBMP 2017)
  • [学会発表] 隠れ特徴モデル(LFM)によるヒストン修飾解析2017

    • 著者名/発表者名
      武田 悠希, 浜田 道昭
    • 学会等名
      東京バイオインフォマティクスミーティング

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公開日: 2018-12-17  

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