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2017 年度 実績報告書

脳内身体表現における,認知的側面と,運動制御的側面の関係解明

公募研究

研究領域脳内身体表現の変容機構の理解と制御
研究課題/領域番号 17H05901
研究機関東京大学

研究代表者

四津 有人  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (30647368)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード脳内身体表現
研究実績の概要

超高齢化社会を迎えた我が国では,運動障害への対策は国家的急務である.適切に体を動かすためには,脳内に自己の身体の表象(脳内身体表現)が重要であり,当新学術領域では,脳内身体表現の身体意識の側面が01系で,姿勢・運動制御の側面が02系で研究されてきた.しかしながら,身体意識(01系)と姿勢・運動制御(02系)の関連性を検証した研究はほとんど為されていない.01系と02系を繋ぐ研究がこれからは必要である.本研究では,身体意識(01系)と姿勢・運動制御(02系)を繋ぐ研究を行う.
平成29年度は,倫理委員会への申請を行い,評価システムのセットアップを開始し,介入法のセットアップも開始し,参加者への介入も一部開始した.評価システムとして身体意識と姿勢・運動制御を同時に評価するシステムを構築する予定であったが,身体意識計測ユニットは,まだ十分にセットアップできていない.姿勢・運動制御計測ユニットは,動作解析装置を中心に組み立てている.介入法のセットアップとして身体意識に介入するリハビリシステムと,運動に介入するリハビリシステムの構築を進めている.患者への介入は,一部開始し,解析を進めている.
評価の拡張として,変則的な歩行の仕方をどのように表現するか提案し,筆頭演者として国際学会で発表した(AMAM 2017).また,身体意識や身体構造が変則的な患者における臨床的な評価法の提案を行い,筆頭演者として国際学会で発表した(IROS 2017).

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

身体意識計測ユニットは,非常にゆらぎのあるデータを扱うので,セットアップを慎重に進めている.

今後の研究の推進方策

平成30年度は,評価システムのセットアップと,介入法のセットアップをもとに,参加者への介入を試行する.評価システムとして身体意識と姿勢・運動制御を同時に評価するシステムとする.参加者は,健常者や疾患患者などリクルートする.参加者に身体意識への介入と,動作への介入を行い,構築した評価システムによる効果を検証する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A comprehensive procedure for evaluating the midline of the transverse plane in humans.2017

    • 著者名/発表者名
      Yozu A, Mataki Y, Nakai K, Matsushita A, Takeuchi R, Shimizu Y, Kishimoto H, Tokeji K, Mutsuzaki H, Kohno Y, Iwasaki N
    • 学会等名
      IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS)
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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