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2018 年度 実績報告書

バイオイメージング画像から構造と運動を自動解析するソフトウェアの開発

公募研究

研究領域共鳴誘導で革新するバイオイメージング
研究課題/領域番号 18H04730
研究機関関西医科大学

研究代表者

玉田 篤史  関西医科大学, 医学部, 准教授 (60270576)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード構造テンソル / オプティカルフロー / 4Dイメージング / 微分干渉顕微鏡
研究実績の概要

研究代表者は、昨年度まで本新学術領域に公募班員として参加し、「多次元輝度情報に基づいた形状認識・物体追跡技術の開発」の研究課題のもとで研究を実施した。その成果として、微分干渉顕微鏡像に含まれる位相情報を輝度情報化することにより細胞形態を低毒性で3次元可視化する「Riesz(リース)変換微分干渉法」、構造テンソルを用いて局所構造の形状と方位を求める方法、オプティカルフロー解析により3次元並進・回転運動の物理量を推定する方法を開発している。本研究課題では、さらに研究を発展させて、イメージングにより取得した多次元画像データから、生体の構造と運動を自動的に解析するソフトウェアを開発することを目的としている。本課題は特に、培養細胞レベルだけでなく生体環境での細胞・細胞集団・生体組織・個体レベルの解析に使えるような画像解析技術を開発し、実装までを含めた画像処理ソフトウェアの開発を行うことを目指して研究を進めている。本年度は、以下の要素技術の開発を中心に実施した。1.Riesz変換を含むモノジェニック解析信号による振幅・位相・方位解析ならびにそれを利用した顕微鏡観察法、2.構造テンソルによる形状・方位解析、3.オプティカルフローによる並進・回転運動の解析、4.画像セグメンテーション法による物体抽出。さらに、これらの要素技術を、1.脳組織切片画像から3D画像を復元する技術、2.3D画像から神経細胞の形態と走行経路を自動解析する技術、3.4D画像中の細胞や粒子のトラッキング技術、4.神経活動の時空間伝搬特性の解析技術に応用することにも着手した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

要素技術に関しては、計画通りに順調に開発が進んでいる。また、これらを細胞・細胞集団・生体組織・個体などの個別の事象に適用することに関しても着手している。以上のことから、おおむね順調に研究が進展していると考えられる。

今後の研究の推進方策

要素技術に関しては、計画通りに順調に開発が進んでいる。また、これらを細胞・細胞集団・生体組織・個体などの個別の事象に適用することに関しても着手している。以上のことから、おおむね順調に研究が進展していると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Chiral Neuronal Motility: The Missing Link between Molecular Chirality and Brain Asymmetry2019

    • 著者名/発表者名
      Tamada Atsushi
    • 雑誌名

      Symmetry

      巻: 11 ページ: 102~102

    • DOI

      10.3390/sym11010102

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] コンピュータービジョンに基づく形態・運動解析技術の神経回路形成機構研究への応用2018

    • 著者名/発表者名
      玉田篤史、五十嵐道弘
    • 学会等名
      日本神経科学学会

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公開日: 2019-12-27  

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